面接で必ず聞かれる質問が大きく分けて4つあります。まずは「志望動機」です。どうしてこの病院・施設を選んだのか、事前に事業所の理念などの情報を収集しておき、自分の考えと共感できるポイントを志望動機に盛り込むと良いでしょう。2つ目は「前の職場を辞めた理由」です。不満があって辞めた人がほとんどでしょうが、ネガティブな表現をしてしまうとマイナスポイントになってしまいます。人間関係が悪くて・・・ではなく、風通しが良くチームワーク抜群の貴院で経験を積みたい、などプラスの印象に変換した表現を心がけましょう。3つ目は、「自分の長所」です。自己PRということですが、単に長所だけを並べるのではなくあなたの長所が病院にとってプラスになるということをアピールできれば効果的です。最後は、「質問はありませんか?」です。特にないと言うよりも、何点か質問しておくと意欲があると感じてもらいやすいので、なるべく考えておきましょう。ただ、給与・休日・福利厚生などの待遇関係の質問は避けるようにしてくださいね。
それでは、前述での質問に対する回答例を見ていきましょう。まずは志望動機です。
「前職では、急性期病院だったため患者さまにじっくり向き合うことがなかなかできず、自分のやりたい看護は何か迷う時期もありました。いろんな症例を経験できたりと、急性期ならではの良さもありますが、今は一人一人の患者さまに向き合って看護したいと考えています。貴院の病院の理念である、患者さまの立場に立った思いやる医療という言葉に共感し、私も患者さまを一番に考える病院でスキルアップしていきたいと思い志望いたしました。」この内容だと、前職の病院を辞めた理由と、将来なりたい看護師像もアピールできています。
次は、自分の長所です。
「私は行動力がある人間だと思います。以前勤めていた病院では率先して勉強会を開催したり、患者さまにお渡しする用の入院のしおりなどをより読みやすく作成しなおしたりしていました。家族や知人からもこの行動力は羨ましがられており、自分の好きな部分です。」第三者の客観的な言葉も入れてあげると効果的ですよ。
最後は、質問はありませんか?です。例えば、「産休後の女性の復職率は?」「社内の雰囲気は?」「入職したあとはどんな流れですか?」など、あなたが入職するにあたって本当に気になることを聞いてみます。面接の中で回答を得てしまうケースがあるので、質問はだいたい5つくらい準備しておくと良いですよ。面接での最後のアピールタイムになりますので、病院に対して興味・関心があるということをしっかり伝えましょう。
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