服装や髪型に気をつけたい看護師の面接。当日のチェックリストも確認!

面接で好印象を与えるテクニック

面接で好印象を与えるテクニック

面接は前準備が大切

面接官に好印象を与えることは、採用を勝ち取るうえでとても大切です。しかし、程度の差こそあれ、多くの人は面接において緊張や焦りを生じます。いつもならすぐに答えられるような質問に言葉がつまったり、視線が泳いだり…挙動に落ち着きがなくなる人もいるでしょう。

緊張や焦りを解消するためには、少しでも気持ちに余裕をもって面接に臨むことがポイントです。まずは、前準備を整えることで心に落ち着きをもたらしましょう。
面接に適した服装や髪型、持ち物などについて具体的に見ていきます。

面接にベストな服装

服装は、常識や清潔感の有無を測れる重要な判断材料の一つです。基本的には、黒かグレーのスーツで臨みます。デザイン性に富んでいるものではなく、清潔感のあるリクルートスーツが理想的です。
スカートは膝丈で、座った際に腿の露出が少ないものを選択しましょう。パンツスタイルの場合は、ワイドなものやタイトなものではなく、ストレートもしくはそれに近いデザインが無難です。また、ストッキングは自分の肌色に近い物を選ぶと見た目に統一感が増します。伝線に備えて、変えのストッキングを1~2足持っていくのもお忘れなく。

スーツの中に着るブラウスは、白色でシンプルなデザインの物を選びましょう。レースやフリルがついているものは避けてください。
意外と見落としがちなのはブラウスの素材です。肌に優しい綿100%の物は、アイロンをかけても皺が伸びづらく色も少しくすんでいます。一方、ポリエステルやナイロンといった化学繊維混合のブラウスは、アイロンで皺を伸ばしやすく白さも冴えているのでオススメです。
また、面接当日の朝に慌てるのことのないよう、スーツやブラウスは必ず前日までにボタン糸の緩みやほつれをチェックし、アイロンをかけておきましょう。身なりをきちんとすると、不思議と気持ちも整い前向きになれるものです。当日の焦りや緊張をほぐすためにも、余裕をもって前準備をしてください。

面接に適した小物

靴はミュールやサンダルなどを避け、黒のパンプスで行きましょう。ヒールは5cm以下のもので、歩くときにカツカツ音が鳴りにくいものを選びます。アクセサリーをつけてはいけないという決まりはありませんが、結婚指輪以外は外しておいたほうが無難です。

鞄は、床に置いたときに倒れない自立式のものをチョイスしてください。ベルトはスーツに合う黒かグレーで、シンプルなバックルのもの。腕時計は装飾性の低いものが適しています。

初対面の場合、どうしても「見た目」が強く印象に残りがちです。見た目で落されることがないようにきちんとした格好で臨みましょう。

面接で好印象を与える髪型

服装同様、髪型でも「清潔感」を意識してください。髪の色は、真っ黒にする必要はありませんが、明るすぎるのは避けましょう。
ロングヘアの場合は、後頭部の低い位置で一つに束ねたりシニヨンにしたりして、顔周りや肩に髪がかからないようにします。ボブやミディアムの方は、お辞儀したときに髪が落ちてこないようハーフアップにするか、耳にかけて目立たない色のピンで留めておきましょう。
前髪が長い場合は、横髪や後ろ髪と一緒にまとめておでこをだすか、横に流してピンで固定します。お辞儀した後に、手で整えなくてすむ髪型がベストです。

面接に適したメイク

誰にでも好印象を与えるナチュラルメイクを心がけましょう。清潔感が大切とはいえ、ノーメイクは社会人として失礼にあたります。アイメイクは、光沢が少なく肌なじみの良い色をチョイス。まつエクやマスカラは量に気をつけて、華美にならないようにしてください。

チークを入れる場所と範囲、色にも注意しましょう。広く入れすぎると派手に見えますし、前の位置に丸く入れると幼稚に見えがちです。
色も、オレンジ系・ピンク系・ブラウン系、同じ系統カラーでもメイクをする人によって印象が変わってきます。自分の肌色に合うナチュラルな色と、フェイスラインに合う位置を前もって知っておくことが大切です。

また、爪は短く切りマニキュアは避けます。看護師の手は、患者さまに触れたり見られたりする機会が多いものです。手荒れで患者さまを不快にさせることがないよう、普段からハンドケアは徹底して行いましょう。

面接における行動マナー

事前の準備が大切とはいえ、あまりにも早い時間に面接会場へ行くのはマナー違反です。相手側の都合にも配慮し、面接受付開始の15分くらい前に到着するよう心がけてください。もし、はやく到着した場合は、近くのカフェで気持ちを落ち着けたり、面接のシミュレーションをしたりすると良いでしょう。

受付後は私語を慎み、担当者の指示にしたがって速やかに行動することが大切です。会場へ案内してもらった場合は、必ずお礼を述べて会場へ向かいましょう。お礼もなしに去ってしまっては失礼にあたるばかりか、コミュニケーションスキルに欠けていると受け取られかねません。
つまり、会場に着いた時点で面接が始まっている、という心構えが大切です。もちろん、帰りの際の挨拶も忘れずに行ってください。

面接室に入る際は、ドアをノックし中から「どうぞ」と言われてから入室します。椅子の横に立ち、自分の名前を名乗り「よろしくお願いします」と挨拶。「お座りください」と言われた後に「失礼します」と述べ着席してください。
椅子への着席や自己紹介の順序は、面接先によって違うでしょうが慌てる必要はありません。要は基本的な挨拶をすることが大事です。

面接の最中は、面接官の目を見てにこやかにハキハキと話すことを心がけてください。人によっては、相手の目を見るのが苦手な方もいるでしょう。そういう方は、面接官の喉元あたりに視線を向けると不自然ではありません。

緊張から早口になりがちな方は、落ち着いて話すことを意識しましょう。また、質問に対して的外れな答えをしないよう、面接官と「会話」をしているということを大切にすると質疑応答がスムーズに進みます。

面接終了後は「お時間をいただきありがとうございました」と述べ退室。緊張が緩むでしょうが、面接会場を出るまでは気を引き締めて行動してください。
ジャケットを脱ぐ、面接会場内にある自販機で飲料を買う、携帯電話を操作する、知り合いと私語をするといった行動はマナー違反です。

当日のチェックポイント

万全に整えて面接に備えるため、家を出る前に以下のチェックポイントを参考にされてください。

□スーツにシワなどはないか
□靴は汚れていないか
□メイクは厚化粧になっていないか
□アクセサリーはついていないか
□マニキュアはオフしているか
□髪はまとまっているか
□面接時に必要な書類は持ったか
□志望動機や自己PRは万全か
□筆記用具・ハンカチ・ティッシュは持ったか
□携帯電話と財布は持ったか

万が一、何らかの事情により遅刻しそうなときは、必ず先方へ電話連絡を入れ指示を仰ぎましょう。
面接官が病院で働いているあなたをイメージしやすいよう、自然な笑顔や話し方を心がけて臨んでくださいね。

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