医療機関によって異なりますが、面接前に書類選考が行われる事業所がほとんどです。せっかく自慢できるような経歴やスキルの持ち主であっても、志望動機で的外れなことを書いてしまっては台無し。今まで培ったあなたの実力を十分にアピールできるように、しっかり考えていきましょう。ポイントは2つです。1つ目は「どのような看護観を持っているのか」。自分がやりたい仕事(科目)は何か、またなぜその仕事に興味があるのかを考えます。その仕事を通じてどのような目標を持っているのかということです。2つ目は「あなたの目指すものが病院で得られるか」。あなたがやりたい仕事は、志望した病院で叶えられるのかを考えます。希望を持って入った病院で、「私のやりたかったことはこんなことじゃない!」なんてことにならないように、気をつけましょう。下に例文を載せてみましたので、参考にされてみてくださいね。
■同じ分野で活躍したい場合■
前職は、急性期病院にてがんを抱える患者さまを担当してきました。がんに関する知識や技術を身につけるうちに、もっと深く学んでみたいという気持ちが強くなりました。貴院は、がんセンターを併設していて、がんの解明と発症予防を行うなど世界最高の医療と研究を行っている機関です。よりレベルの高いがん看護を学び、今まで培ってきたスキルを貴院で活かしたいと思い志望いたしました。
■違う分野で活躍したい場合■
以前は総合診療科に所属しており、さまざまな科目を経験してきました。中でも整形外科での看護に魅力を感じました。小さいお子様からご高齢の方まで、幅広い年代の患者さまと触れ合え、患者さまの回復が目に見えて早いため、ケアのやりがいを実感することができたのです。貴院は、整形外科専門のクリニックなのでもっと深く経験できると思い志望させていただきました。
■ブランク明けの場合■
子育てのブランクがありますが、貴院では復職サポートや院内保育所があり、不安なくお仕事をスタートできる環境が整っているため志望いたしました。また、院内外での研修や勉強会が盛んに行われていることから、今までの勘を取り戻しながらスキルアップも目指したいと思っています。
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